災害が起きたときに、避難所などに移動させて使えるコンテナ型のトイレが、岡山市北区に設置されました。災害時だけでなく平時も使い、混雑解消に役立てます。

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岡山県総合グラウンドに設置されたのは「災害応急移動トイレ」。水道にも給水タンクにも接続ができるため、普段からイベントがある時に使い、災害時にはコンテナごと移動させ、避難所などで仮設トイレとして使うことができます。導入を決めた岡山県が、避難所の生活環境の改善とともに、その効果を期待しているのが…

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(平松咲季記者)
「トイレが設置されるのは、サッカーJ1ファジアーノ岡山のホーム・JFE晴れの国スタジアムのすぐそば。トイレの数が少なかった、アウェーサポーターの応援席の近くです」

完売が相次ぐ、ファジアーノ岡山のホーム戦。岡山県は、イベント開催時のトイレ不足の解消にもこの移動トイレを役立てたい考えです。

(岡山県危機管理課 森藤賢司課長)
「既存のトイレでは足りないということも踏まえ、平時でも災害時でも有効に活用できるということで、設置できて一安心している」

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「災害応急移動トイレ」は、今月13日のファジアーノ岡山のホーム戦から利用が始まるということです。