長崎県で10日早朝、線状降水帯が発生し、南島原市付近では猛烈な雨が降りました。

長崎地方気象台によりますと、対馬海峡付近にある前線がゆっくりと南下し、この前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだため、大気の状態が非常に不安定となっています。

県内では線状降水帯が発生し、南島原市付近で10日午前6時半までの1時間に80ミリの猛烈な雨が降りました。

雨の降り始めから10日午前10時までの降水量は
・南島原市口之津で265.0ミリ
・雲仙岳で213.5ミリ
・島原で154.0ミリ
・平戸で143.0ミリ
・松浦で120.5ミリなどとなっています。

また、10日正午から多いところで1時間に40ミリ、24時間で60ミリの雨が予想されていて、11日夜遅くにかけて局地的に積乱雲が発達し落雷や突風のおそれがあるとして気象台は注意を呼びかけています。