任期満了に伴い、2026年に予定されている長崎県知事選挙に、元長崎県副知事の平田研さんが出馬を表明しました。
平田研さん:
「長崎県政を立て直し、とことん必要な政策を実行していく、これが私の大義であります」
出馬を表明した平田研さんは57歳。
長崎県出身で、東京大学を卒業後、旧建設省に入省。2018年から5年間長崎県副知事を務めたのち、東京に戻り、8日付で勤めていた復興庁を退職しました。
9日に開いた会見で、平田さんは現在の大石県政を「新鮮な感覚を取り入れている」と評価する一方、政治資金問題で県政が混乱し危機感を抱く状況だと指摘。自らを律したうえで地域資源の力を引き出す行政に取り組みたいと語りました。
平田研さん:
「停滞する長崎を何とかしてほしい、決断してほしいという声を各方面からいただいたところであります。これまで経験を積んだ自分の力を長崎県のために役立てることができるのではないか。自分の力を最大限郷里のために使いたい」
県知事選挙への出馬表明は平田さんが初めてで、現職の大石知事は現時点で出馬の意向を明らかにしていません。