夏の終わりの風物詩「大文字の送り火」が7日夜、高知県四万十市で行われました。

暗闇に浮かびあがる大きな”大“の文字。四万十市間崎地区の「十代地山」で行われる「大文字の送り火」です。毎年、旧暦の7月16日に行われていて、7日夜も集まった当番集落の住民たちが大の字を書く順で薪の束に火をつけていきました。

この行事はおよそ500年前当時・幡多地域を治めていた一條房家が京の都を懐かしく思い父・教房や先祖を供養するため始められたと言われています。

(見物客)
「すごく神秘的だと思いました」
「暑い日が続くんですけど(家族)みんなが元気に夏も終わったし、なんかちょっと、ひと段落したかなっていう気持ちにはなりますね、これ見て」

往く夏を惜しむかのように行われる「大文字の送り火」この行事が終わると”土佐の小京都“にも秋が訪れるとされています。