RSKが制作した映画「青いライオン」のモデルでもある画家の石村嘉成さんが広島市で開いていた個展がきのう(7日)最終日を迎えました。来場者からの温かい拍手に、石村さんが感極まる場面もありました。

(画家 石村嘉成さん)
「またこの広島で展覧会をやってもいいですか」~会場拍手~

「ワキデル色彩、カナデル生命(いのち) 石村嘉成の世界」は、終戦80年を迎えた被爆地・広島での開催にちなんで、反戦のメッセージを込めた作品も披露するなど、市民感情に寄り添った展覧会になりました。

広島ではまだ知名度が低かった石村さんは、会期の51日間の半分以上、自宅の愛媛県新居浜市から会場に足を運び、来場者と交流しました。

サービス精神溢れる明るいキャラクターと、動物アートの魅力が口コミで拡がり、最終的に4万3,000人の動員を記録しました。

(父親 和徳さん)
「最初不安だったんですよね。広島って『完全アウエー』ですから。蓋を開けてみたら広島の人にすごく歓迎していただいて、嘉成もお客さんのおもてなしをしていくという、いい展覧会ができました」

(石村嘉成さん)
「またいつか岡山で映画の上映や展覧会を開催できたらいいなと思います。皆さんお元気で!」