命を守るために覚えておきたい防災のコーナーです。防災士の資格を持つ前田唯アナウンサーです。災害時、例えば避難生活を送ることになった際に、不安なこと、たくさんありますよね。そのなかの一つが“食事”だと思います。きょうは、もしものときに備え、身近なアレを使った調理方法を紹介します。
(前田 唯アナウンサー)
「ライフラインが止まってしまう災害時、そんなときでも簡単に調理ができる、ポリ袋を使った防災クッキングをきょうは学びます」

え?ポリ袋を使って料理?と思うかもしれませんが、そうなんです、出来るんです。災害で水道やガスなどライフラインが止まった…そんな時も、少量の水とガスコンロさえあればできる、「パッククッキング」という調理方法です。ポリ袋を使って蒸しパンに、茶碗蒸しに、、、他にこんなものまで作れるといいます。
(前田 唯アナウンサー)
「今から炊き込みご飯を作るということなんですけど、そこで使うのがなんと」
(参加者)
「ドレッシングです」
「え、ドレッシングだけで?」
(参加者)
「はい!」

ポリ袋のなかに入れるのは、米、水、ドレッシングだけ。簡単に味付け・調理ができ、単調になりがちな災害時の食事に、変化をもたらしてくれます。他にも、こんな調理方法も…カップ麺にいれるのは、お茶です。

「どれくらい待つんですか?」
(参加者)
「1時間くらいです」
(前田 唯アナウンサー)
「いただきます。おいしいです。普段食べる味そのままですね。冷たいので食べやすいです。おいしい」
さらに、ポリ袋を使って、こんなデザートも。
(前田 唯アナウンサー)
「ポリ袋でプリンを作っていきます。今は卵と砂糖が入っていまして、これをしっかりと混ぜていきます」

あとは、牛乳とバニラエッセンスを加えてさらに混ぜ、20分加熱するだけで、完成です。甘いものを食べると心がほっこりする方も多いはず。ストレスがたまりやすい災害時におすすめの料理です。
「いただきます」
鍋や包丁を使わずに、ポリ袋だけで作った料理。果たして、そのお味は…?

(参加者)
「ドレッシングでも味付けできると知っておけば活用できますね、グーです」
「簡単にできる方法として今回は作ったけど、言われなかったら一品のちゃんとした料理に見えるなと」

食事をとりながら親睦を深めた参加者たち。日々の備えについて情報交換も行なって、防災への思いを新たにしていました。
【スタジオ】
ーRSKのホームページ「つながる防災の輪プロジェクト」では、このようなクイズのほか、命を守るためのさまざまな情報を掲載しています。