アフリカのコンゴ民主共和国でエボラ出血熱が流行していて、15人が死亡したと保健当局が発表しました。

コンゴ民主共和国の保健相は4日、中部カサイ州で28人がエボラ出血熱に感染し、15人が死亡したと明らかにしました。

エボラ出血熱のコンゴでの流行は16度目だとしています。

WHO=世界保健機関は医薬品などの輸送を進めているほか、首都キンシャサにある2000人分のワクチンを速やかにカサイ州に送るとしています。

コンゴではエボラ出血熱が度々流行していて、2018年から2020年にかけてはおよそ2300人が死亡しました。

WHOによりますと、コンゴでの流行は2022年4月以来で、派遣した緊急対応チームが収束に向けて取り組むとしています。