7月の家計調査で、消費に使った金額は去年より1.4%増加しました。3か月連続のプラスです。

総務省が発表した家計調査によりますと、7月の2人以上の世帯が消費に使った金額は30万5694円で、物価の変動を除いた実質で去年7月と比べ1.4%増加しました。3か月連続のプラスです。

自動車の購入などを含む自動車等関係費が+28.5%と大きく増加したほか、猛暑によってエアコンの使用が増えたことから電気代が+11.0%になったことなどが主な要因です。

一方、食料への支出は1.8%減り、節約志向がみられます。なかでも「米」は、価格の安い備蓄米の購入が進んだことで20%のマイナスとなりました。

勤労者世帯の税込み収入は2.5%減っていて、総務省は「家庭の収入は物価上昇幅に追いついていない」と分析しています。