アメリカの司法省が住宅ローンの不正疑惑をめぐり、FRB=連邦準備制度理事会のクック理事への捜査を開始したと、アメリカメディアが報じました。

ウォール・ストリート・ジャーナルなどは4日、アメリカの司法省がFRBのクック理事への捜査を開始したと報じました。

クック理事をめぐっては、住宅ローンの借り入れの際に有利な条件を得るため、不動産の記録などを偽造した疑惑があると、トランプ氏に近い連邦住宅金融庁の長官が司法省に告発していました。

クック氏はこの疑惑を否定していますが、当局はクック氏側に説明を求めるため、召喚状を発効したということです。

トランプ大統領は疑惑を理由にクック氏を解任すると発表していて、FRBの理事に空席ができれば、後任には政策金利の引き下げを積極的に推進する人物を指名するとみられています。