フジテレビの筆頭株主となっている旧村上ファンド系の投資会社がフジ株を買い増し、保有比率が17%を超えたことがわかりました。

フジ・メディア・ホールディングスをめぐり、旧村上ファンド系の投資会社と村上世彰氏の長女・野村絢氏が保有する株式が、先月28日、17.33%に達したことがきょう公表された報告書でわかりました。

旧村上ファンド系の投資会社はフジに対し、▼ガバナンス体制の刷新に加え、▼傘下のサンケイビルを別会社化し、本業であるメディア事業への注力を求めています。

フジ側は今年7月に、旧村上ファンド側が20%以上の株式を取得した場合、買収防衛策を実施すると発表していますが、旧村上ファンド側がさらに買い増しを続けるかが注目されます。