ながさきピース文化祭が今月14日から開幕するのを前に3日、長崎港で海上保安部や警察などによるテロ対策の合同訓練が行われました。

この訓練は例年、冬に行われてましたが、今年はピース文化祭の開幕に合わせて天皇皇后両陛下と長女の愛子さまが長崎県を訪問されるのに備え行われました。

今回の訓練は「長崎港に入港した外国籍の船に武器を持ったテロリストが乗っている」との想定で、海上保安部や警察など12の機関が参加。船の内外で情報を共有しながらテロリストを制圧する訓練や、負傷者の搬送、テロリストの仲間の船を追跡する訓練などが行われました。

長崎海上保安部・真崎和彦部長「天皇皇后両陛下と内親王殿下の身辺の安全を確保することが我々の役割。いつもと違うなとか、変な人が徘徊しているなとか些細な事で構いませんので海上保安部や警察の方に通報いただきたい」

今月14日のピース文化祭開幕を前に、訓練の参加者らはテロの水際対策に向け意識を高めていました。