現場に急行する消防士のヘルメットに装着された小型カメラ。記録されていたのは、“規制線の外”から撮影された、ニュース映像とは全く異なる“火災の現実”だった。
東京消防庁が映像の初公開に踏み切った理由。それは、ささいな不注意が大切な人の命を奪い、一瞬で財産を焼き尽くす火災の恐ろしさを理解してもらうためだ。
2022年1月から3月までの「住宅火災による死者」は41人。去年の24人に比べ、実に約7割も増加していることが分かった。専門家はその主な理由を“空気の乾燥”と“寒さ”としている。
▼出火原因
1位 タバコの不始末(11人)
2位 電気ストーブ(6人)
3位 電気ケーブル(3人)
4位 こんろ(2人)
喫煙率が低下する一方で、意外にもタバコの不始末が10年以上も最も多い出火原因となっている。ストーブの火が引火するのは大半が、洗濯物だ。
死亡者の約9割を占めるのが、65歳以上の高齢者。さらにその半数が、火災の発生に気付くのが遅れたとみられる一人暮らしの高齢者だった。都内で一人暮らしをする高齢者は2020年時点で、実に81万世帯にのぼる。
何気ない生活習慣が命取りとなる住宅火災は、決して他人事ではない。
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