障がいや高齢、病気などのため外出が難しい人たちに演奏会を開いて、音楽を届けるNPO法人があります。
立ち上げたのは、自身も交通事故で下半身麻痺となり車いす生活をしている男性です。
「音楽をあきらめない社会を目指す」男性の思いを取材しました。

6月、宮城県大和町にある障害者支援施設で開かれた演奏会。

披露したのは、NPO法人「音楽のチカラ」です。

障がいや高齢、病気などのため外出が難しい人たちに演奏会を開いて「生の音楽」を届ける活動をしています。

参加した約70人の施設の利用者やスタッフは、演奏に合わせて手拍子をしたり歌ったりしながら思い思いに楽しんでいました。

一体となった会場を見守るひとりの男性。「音楽のチカラ」理事長の早坂茂仁さん(46)です。

NPO法人「音楽のチカラ」理事長 早坂茂仁さん:
「音楽が心に届いたときにお互い言葉がいらない状態になって、心が震える瞬間がすごく見えて。演者さんと聴いている方が近くて、良い演奏会になっています。いつも」














