平和公園にある国立追悼平和祈念館の入館者数が600万人となり、記念するセレモニーが開かれました。

600万人目の入館者は、ポーランドから来日したプルゼメク・パンコフスキさんと息子のエレンさんです。パンコフスキさん親子には、漆原館長から記念品が贈られました。

ポーランドから来館したエレンさん(18)は、600万人目になった感想について、「とても驚いた。もう少し早く到着する予定だったのが少し予定に遅れが出てしまって」と話していました。

2002年に開館した追悼平和祈念館は、被爆関連資料の収集・活用を目的とした施設で昨年度、入館者数はおよそ46万6000人と過去最多となりました。

追悼平和祈念館の漆原正浩館長は、「戦後80年を経て平和への危機感というものがあるのではないか」と話しています。

ことしに入って館には83の被爆体験記が寄せられていて、合わせて約15万編の体験記が寄贈されています。