「ウサギの島」として知られる竹原市の大久野島で「訪問税」の導入が検討されています。

大久野島は、野生のウサギが500匹以上生息し、「ウサギの島」として知られる観光地です。しかし、一部の観光客がエサを放置するといったウサギとの距離感を巡るトラブルなどが課題となっています。竹原市はこうした課題を解決するための新たな財源として、2028年度ごろの訪問税導入を目指していて、その検討委員会の設置費用29万円余りを盛り込んだ補正予算案をきょう開会の市議会に提出しました。竹原市は10月をめどに検討委員会を設置して議論を進めるとともに、大久野島を管轄する環境省とも協議していくとしています。
訪問税は、廿日市市の宮島でおととし10月、全国に先駆けて導入され、フェリーなどの運賃に上乗せする形で1人1回100円が徴収されています。