日本地震予知学会の長尾年恭会長が「南海トラフ巨大地震と富士山噴火を考える」をテーマに8月27日、浜松市で講演しました。
「静岡新聞社・静岡放送21世紀倶楽部」の定例会で講演したのは、日本地震予知学会会長で、静岡県立大学グローバル地域センター客員教授の長尾年恭さんです。
長尾会長は2024年8月に初めて発表された南海トラフ臨時情報について、想定震源域内で一定規模の地震が起きたことで出されたとしたうえで、最近のトカラ列島での地震活動と南海トラフ巨大地震との関連について次のように述べました。
<日本地震予知学会 長尾年恭会長>
「フィリピン海プレート全体の活動が活発になっている。活動が高まった結果、南海トラフの臨時情報やトカラ(列島)の群発地震につながったと考える」
また、想定される南海トラフ巨大地震に向けて、長尾会長は耐震補強の重要性を呼び掛けるとともに、産官学の総力結集が必要と語りました。
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