注目する人たちは他にもいます。ネット上では…
「オタクに優しい地下鉄」
「コミケ線、爆誕」
理由は東京ビッグサイトへのアクセスの向上です。
年に2回コミックマーケットが開催され、コロナ前の2019年には140万人以上が参加していました。地下鉄が開通すれば参加者が会場に行きやすくなるのです。
幕張メッセで開催中(11月27日まで)の映画やアニメ好きが集まるイベント「TOKYO COMIC CON 2022」で聞いてみると…
30代女性
「“コミケライン”でいいんじゃないですかね」
30代男性
「(コミケは)始発スタートダッシュみたいな。いかに早く待機列に並べるかという意味で、早ければ早いほうが嬉しい」
しかし、完成時期を知ると…
30代女性
「2040年…コスプレ引退してるかもしれないですね」
■事業費約5000億円 都営地下鉄赤字も…都庁幹部「知事の思い強い」
一方で、東京都によると地下鉄の新設には4200億円から5100億円にのぼる膨大な建設費が見込まれています。また都営地下鉄では現在、約2150億円もの赤字(※2021年度末 累積欠損金)を抱えています。
小池百合子 都知事
「この地下鉄の開通で晴海の選手村の跡地、築地のまち作りなど沿線の利便性が向上する」

ある都の幹部は、新しい路線には小池知事の思いがにじんでいると明かします。
都庁幹部
「築地市場の跡地の利用などまち作りにとって駅が出来るかどうかは大きい。小池知事がやった事業として閑古鳥が鳴いているようではだめ。この路線に対する知事の思いは強い」
新しい地下鉄は都民にどう受け入れられていくのでしょうか。