防災の日に合わせJR盛岡駅では地震を想定した防災訓練が行われ、初動体制や乗客の避難誘導などを確認しました。

この訓練はJR東日本盛岡支社が毎年実施しているもので、2025年は盛岡支社の社員や警察、消防など合わせておよそ100人が参加しました。
訓練は震度7の地震が発生し、列車が非常停止したという想定で行われました。

車内に取り残された乗客を誘導する訓練では、地震でけがをした人の状態に合わせた誘導や搬送の手順を確認しました。

また、列車の床下から負傷者を救出する訓練も行われ、消防隊員が、車両を上げるジャッキの使い方を確認しました。
訓練は実際に運行している車両を使って行われ、参加者は万一の事態を想定して真剣な表情で訓練に取り組んでいました。

(JR東日本盛岡支社盛岡統括センター 藤田美菜子副所長)
「お客様の安全を第一に考えるとともに、社員自らも自分自身の安全も考えて、正しい行動を瞬時に取れることを目指していきたい」
JR盛岡支社は今後も訓練を重ね、関係機関との連携を図りながら地震などの災害に備えていくとしています。