大量のカキ殻が漂着し、海水浴場が開設できない事態となっていた宮城県石巻市の長浜海岸で1日、地元の漁師らが協力し、殻を拾い集める清掃活動が行われました。

長浜海岸の清掃には、地元の漁師や住民らおよそ270人が参加しました。

参加者は砂浜に流れ着いたカキ殻を拾い集めていました。

この海岸では、養殖施設から落ちたとみられるカキの殻が、おととしごろから大量に流れ着くようになりました。

漂着量を調べる県のモニタリングの結果、日によって増減があることが分かり、いったん殻を回収し、その後の変化を確認することになりました。

参加した人:
「娘が小さい頃に何十回も来た海岸。少しでも力になれればと思う」

参加した人:
「きれいな砂浜というイメージだった。たくさん殻を拾ってきれいにしたいと思い黙々とやっていた」

1日は、1トンが入る袋で50袋分の殻が集められました。今後、焼却処分されます。

石巻市は、この海岸で海水浴場を開設していましたが、安全面への配慮から、2年連続で中止していました。