中国の習近平国家主席は31日、7年ぶりに中国を訪問したインドのモディ首相と会談し、関係改善を加速させる方針で一致しました。
中国国営の中央テレビによりますと、会談で習主席は中国を龍、インドを象にたとえ「『龍と象のダンス』を実現することは両国にとって正しい選択肢である」と述べ、両国はパートナーであることを強調しました。
中国とインドは国境の係争地をめぐって対立し長年、関係が冷え込んでいましたが、去年、5年ぶりに首脳会談を行い関係修復を目指すことで一致していました。
会談で習氏は「長期的視点から中印関係をとらえるべきだ」と強調。
モディ首相も「国境は平和と安定を保ち、まもなく両国間の直行便も再開される」と述べ関係改善を加速させる方針で一致しました。
インドは日本、アメリカ、オーストラリアが参加するクアッドのメンバーになるなど、最近は中国と距離を置く姿勢を示してきました。
しかし、トランプ政権が今月(8月)27日、インドからの輸入品に対する関税を50%まで引き上げたことを受けアメリカとの関係が急速に悪化しています。
中国としては今回の会談を機にインドとの関係をさらに強化していくことでアメリカとインドの間にくさびを打ち込みクアッドの国々の足並みの乱れを誘いたい狙いがあります。
注目の記事
20歳の娘は同級生に強姦され、殺害された…「顔が紫色になって、そこで眠っていました」 女子高専生殺害事件 母親が語ったこと【前編】

「拾った小石で竹に落書き」「立ち入り禁止エリアに侵入」京都の人気スポット・竹林の小径で迷惑行為が深刻化...記者の直撃にも悪びれないインバウンド客たち 地元商店街からも嘆き「本当にやめてもらいたい」

【 山本由伸投手 】中学時代のチームの後輩は「並レベルの選手に見えていた、本当にあの人?(笑)」出身の東岡山ボーイズの選手たちは「山本選手みたいに世界を代表するピッチャーになりたい」【ワールドシリーズMVP】

強度行動障害のある28歳息子と初めて離れて暮らす決断 「自分たちが世話が出来なくなる前に」両親はパニックに対応できる施設を6年間探す...届いた「受け入れ可能」のメール

“ニセ警察官”から記者に詐欺電話「保険が不正使用されている」だまされたふり続けると“事情聴取”も…【特殊詐欺手口の全貌】

15年前の“時効撤廃”なければ逮捕されることはなかった 安福久美子容疑者(69) 別事件の遺族は「ぱっと明るくなりました」 全国には未だに350件以上の未解決事件









