大雨や洪水が起きた際の対応を確認する大規模な防災訓練が、30日盛岡市で開かれました。
盛岡市立高校を会場に行われた盛岡市総合防災訓練には警察や消防、地域の防災組織など46の機関が参加しました。去年は8月末に発生した大雨災害のため訓練自体が中止されていて、今年は2年ぶりの開催です。大雨により洪水が発生したという想定で、体育館には救援物資が運び込まれ、災害支援団体や地域住民らがダンボールベッドの組み立てを体験しました。
また、プールを使った水難救助や、ドローンを活用して負傷者の状況を確認してから救助につなげる訓練なども行われました。会場には避難所に公衆電話やインターネット環境を整備するポータブル式の衛星通信装置も設置され、いざというときの対応と互いの連携の大切さを確認していました。