30日深夜、津軽で線状降水帯による大雨が降り、青森市浅虫地区の一部に一時避難指示が出されました。青森県内で線状降水帯が発生するのは2022年以来、3年ぶりです。

気象庁は30日午後11時前、津軽に線状降水帯が発生したと発表しました。

29日午前6時の降りはじめから30日午前5時までの降水量は五所川原市市浦が89.5ミリ、外ヶ浜町蟹田が66ミリなどとなりました。

青森市浅虫地区の一部では30日午前3時半ごろまで避難指示が出され、最大50人が避難しました。
また、青森市、五所川原市、つがる市、平内町、蓬田村、中泊町に一時、土砂災害警戒情報が発表されました。

この大雨で中泊町役場近くのアンダーパスが最大3メートル冠水して通行止めとなりましたが、誤って進入した車1台が浸水しました。中にいた人は救出されて無事で、現場では排水作業が行われています。

気象台は地盤が緩んでいる所や増水している河川があるとして、注意を呼びかけています。