須坂市が、県の農地中間管理機構に貸し付けた農地について、固定資産税の軽減措置を取らなかったことから、土地を提供した人から誤って過大に税金を徴収していたことが29日、分かりました。
須坂市によりますと、過大徴収があったのは、2019年度から2025年度までに県の農地中間管理機構に農地を貸し付けていた6人に対する固定資産税で、合わせて1万8200円を余分に徴収していました。
この制度は、担い手がいないなどの農地を、都道府県レベルで設置された農地中間管理機構が借り受けて、農業法人などに貸し付けるもので、10年以上の貸し出しをする場合は当初の3年間が、15年以上の貸し出しで当初の5年間は、固定資産税の課税標準額が2分の1に軽減されることになっています。
しかし、農地の貸し借りに関する事務手続きを行っている農林課や農業委員会事務局から課税の事務を扱う税務部局へ、軽減措置の対象についての情報提供がなかったことから、誤りが生じたとしています。
市では、対象の6人に速やかに納め過ぎた税金を還付することにしていて、複数の職員で軽減措置対象者のリストを作って確認し、関係部局で情報を共有して、相互に誤りがないか確認し合うことで再発防止につなげるとしています。
7月3日付けで県から、貸し付け農地についての事務処理の徹底を促す通知が出されたことを受けて、調査を行った結果、誤りに気付いたということです。
注目の記事
20歳の娘は同級生に強姦され、殺害された…「顔が紫色になって、そこで眠っていました」 女子高専生殺害事件 母親が語ったこと【前編】

「拾った小石で竹に落書き」「立ち入り禁止エリアに侵入」京都の人気スポット・竹林の小径で迷惑行為が深刻化...記者の直撃にも悪びれないインバウンド客たち 地元商店街からも嘆き「本当にやめてもらいたい」

「ChatGPTと結婚しました」AIからプロポーズされ結婚式を挙げた女性(32)「相談していたら親身になってくれた」一方で葛藤も…【岡山】

名古屋の街に浮かぶ“UFO”? 日本唯一の「激レア信号機」はなぜ大須の街で生き残ったのか 知られざる歴史に迫る

クマは四国にも?一部の山に20~30頭ほどが生息か 本州と違い「絶滅の危機」に瀕するツキノワグマ 四国では「保全活動」も

15年前の“時効撤廃”なければ逮捕されることはなかった 安福久美子容疑者(69) 別事件の遺族は「ぱっと明るくなりました」 全国には未だに350件以上の未解決事件

「ぼっち、きもい」と「妄想」…惨劇はなぜ起きたのか①【長野・中野市4人殺害事件】死刑判決の青木政憲被告(34)「黙秘」11日間にわたった裁判を振り返る【取材班傍聴記①】

「母さんを撃ってくれ」…惨劇はなぜ起きたのか②【長野・中野市4人殺害事件】死刑判決の青木政憲被告(34)「黙秘」11日間にわたった裁判を振り返る【取材班傍聴記②】

「いじめで自殺も考えた…」肌の色や見た目の違いに対し同級生からつらい言葉 タレント副島淳さんに聞くいじめ問題「逃げてもいいから生き続けて」

「子どもの数が増えて…」人口が増え続ける村…40年で人口が何と1.6倍に!給食センター新たに建設、保育園増改築…それにしてもナゼ増えている…?取材して分かった納得の理由





