災害の被災地で学校再開に向けた支援などを行う教職員を養成する研修会が宮城県石巻市で開かれました。

能登半島地震の際に現地で活動した教諭が、学校や生徒のニーズに即した支援に努めたことを報告しました。

多賀城高校・津守大智教諭:
「気持ちの押しつけにならないようにニーズに合わせた支援をあくまでも行うと考えていた。」

「災害時学校支援チームみやぎ」の研修会には、県内の教職員35人が参加しました。

多賀城高校の津守大智教諭が2024年1月、支援チームのメンバーとして、能登半島地震で被災した石川県能登町の中学校で行った支援活動を紹介しました。

この中で津守教諭は5日間、避難所となった学校の清掃や授業を担当し、東日本大震災の経験から、安心感を与えるような助言を心がけたと話しました。

参加した教諭:
「実際に現地に行って自分の経験を基に支援をしたということは素晴らしいこと。」

参加した教諭:
「相手のニーズに応じてできることをしていくことが必要自分を振り返ってどんなことができるのか。」

参加した教諭:
「向こう(被災地)で迷惑をかけないように健康に活動できればと思う。」

チームみやぎには、2025年4月現在、県内の教職員181人が登録していて、災害で被災した自治体の要請があれば、現地で、学校再開に向けた支援や児童生徒の心のケアに努めます。能登半島地震の直後には18人が派遣されています。