松本市にある、県のやまびこドームの愛称が、10月から「アイネットやまびこドーム」になることが決まりました。

やまびこドームは、1993年に開催された信州博覧会のメイン会場となる施設として、松本平広域公園に信州産のカラマツを使って建設された高さ40.5メートル、直径110メートルのドーム型の施設で、当初は「グローバルドーム」としてスタートしましたが、翌年の4月からは、公募で決まった「やまびこドーム」として様々なイベントなどに使われています。

県によりますと、2024年度の利用者は13万1300人余りでした。

県では、2008年から施設の愛称の命名権を持つネーミングライツ・パートナーを募集していましたが、今回、松本市に本社がある電気工事やソフトウェア開発などを行う株式会社アイネットから応募があり、「アイネットやまびこドーム」とすることが決まりました。

契約は10月1日から2030年9月30日までの5年間で、ネーミングライツ料は年間330万円です。

やまびこドームの内部 出典:長野県広報資料


県は、他の施設と合わせてネーミングライツ制度を取り入れた2008年当初は、年間1000万円の命名権料を希望していましたが、長い間応募がなかったことから、2023年に500万円に引き下げたのに続いて、2024年にはさらに300万円に引き下げていました。