霧島山の新燃岳で28日午前4時53分に噴火が発生し、噴煙が火口から5500mの高さまで上がりました。
30分後の午前5時23分現在も噴火が続き、噴煙の高さは4500mで、気象台は「連続噴火が継続している」としています。多量の噴煙が南に流れました。

気象庁カメラ 午前5時7分ごろ 降灰予報は噴火の画像のあとに掲載しています
霧島市牧園から 午前4時55分
鹿児島空港から 午前5時2分

午前9時現在も連続噴火は継続していて、噴煙は火口から3700mの高さまで上がっています。やや多量の噴煙が直上に上がっています。

新燃岳 午前9時ごろ 気象庁カメラ

噴火警戒レベルは3の入山規制が継続中で、大きな噴石が火口からおよそ3kmまで、火砕流がおよそ2kmまで達する可能性があります。気象台は、火口からおよそ3kmの範囲では警戒を呼びかけています。

 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠くまで風に流されて降るおそれがあるため注意が必要です。

宮﨑・高原町役場より 午前9時ごろ

新燃岳では、6月下旬から噴火活動が継続しています。7月3日には午後1時49分の噴火で5000mまで上がりました。その前には2018年4月5日に噴煙の高さが5000mの噴火が発生しています。