米津龍一気象予報士:

こちらをご覧ください。

今月の甲府の猛暑日と熱帯夜の日数で右は過去最多の日数を表しているんですが、
8月の甲府に関して、過去最多の猛暑日は去年と2020年だったんですが
あと3日で達してしまう状況です。熱帯夜にいたってはあと1日で過去最多タイとなりまして、年間の猛暑日の日数はもう既に更新している状況ですが、8月単月で見ても記録的な暑さとなる可能性があります。

そしてあすのお天気ポイントはこちらです。

猛暑収まるんですが、蒸し暑くなります。

なぜあす猛暑がおさまりそうなのかというと、今この寒冷前線が日本列島を南下してきている状況なんです。あすの朝にはこの寒冷前線が抜けるんですが、前線というのは空気の境目なんです。

ですから北は涼しく、南は暑い空気となりますので、あすの山梨県はこの涼しいゾーンに入りますから、これで日中は気温が下がりそうなんです。

天気はどうなるかというと北海道の西にある高気圧がだんだんと東へ移動してきます。

そうなると高気圧は時計回りに風が吹きますから
東の方から冷たく湿った空気が流れ込みやすくなります。

この空気というのは、雲の元となりますから、その影響をダイレクトに受けやすい
東部・富士五湖、さらに峡東方面は曇り先行となりまして、一部でにわか雨もあります。
一方、中北・峡南はその空気が入りにくいので、日差しが届く時間もある見込みです。

気温がどうなるか見ていくと、甲府の最高気温は3℃低い34℃であすは35℃以上の猛暑日のところは1地点もありません。
ただ、朝の最低気温は熱がまだ溜まった状態となりますので、甲府さらに南部は熱帯夜となりますのでちょっと今夜も寝苦しくなりそうです。

この後の気温が落ち着いてくれればいいんですが、こちらをご覧ください。
あさって金曜日の天気図となります。注目していただきたいのは、この
北にある低気圧です。

この低気圧が南の方を進んでくると涼しくなるんですが、北にあるということは、気圧の高いところから低いところへと風が流れますから暖かい空気がどんどんこの低気圧に向かって流れ込みやすいんです。

30日土曜日になるとこの高気圧と、さらに低気圧が東に移ってきます。ということは山梨県に暖かい空気が流れ込んできますので、30日土曜日はまた気温が上がる傾向となります。

<詳しくは動画をご覧ください>