宮城県内では各地でクマの目撃が相次いでいて、8月は過去5年間の平均を2割程度上回っています。こうした状況を踏まえ県は8月末までとしていたクマ出没警報を9月末まで延長することを決めました。

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宮城県によりますと、県内では8月に入り26日までに150件のクマの目撃情報があり、すでに過去5年間の8月の平均を27件上回っています。このため県は8月末までとしていた「クマ出没警報」について9月末まで延長することを決めました。県は「今シーズン、県内での人身被害はないが、例年目撃件数が減ってくる8月下旬になっても目撃が続いているため、より一層の警戒が必要と考えた」と説明しています。また、県民に対し、朝夕の行動を避けることや、クマ鈴やラジオを鳴らすこと、生ごみを放置しないことなどを呼びかけています。