大相撲・安治川部屋の力士が27日、宮城県気仙沼市内で稽古を披露しました。この中には栗原市出身の力士もいて、訪れた人は熱のこもった激しい稽古に見入っていました。

気仙沼市相撲場で行われた安治川部屋の稽古の一般公開には、元関脇、安美錦の安治川親方のほか、栗原市出身で幕下8枚目の安大翔を筆頭に4人の力士が参加しました。準備運動で四股を踏んだ後、稽古では、安治川親方が見守る中、迫力のある力士同士のぶつかり合いが披露されました。安治川部屋は8月24日から岩手県一関市で夏合宿をしていて、気仙沼市の市民グループの招きで稽古の一般公開が実現しました。

見学に訪れた市民:
「(安大翔が)もうすぐで十両にあがりそうだから楽しみにしている。こんなに身近で(稽古を)見られることがないから楽しい夏のひと時を過ごせた」

会場には地元の幼稚園児も見学に訪れ、大きな力士に驚いた様子でした。

園児:
「お手て見せてもらっていいですか。わー大きい!」
園児:
「楽しかった。(力士は)大きかった」

安治川親方(元関脇安美錦):
「このような機会を作れて良かったし、栗原出身の安大翔が関取を目指して頑張っているので、宮城の人にもぜひ応援してもらいたい」

稽古を終えた力士たちは、訪れた市民と一緒に写真を撮るなどして交流を深めていました。