イスラエル軍は、ジャーナリスト含む20人が死亡したパレスチナ自治区ガザの病院への攻撃に関する初期調査の結果を公表し、「ハマスが監視用に設置したカメラを排除するためだった」などと主張しました。

イスラエル軍は25日、ガザ南部ハンユニスの病院を2度にわたって攻撃し、ジャーナリストや医療関係者など20人が死亡しました。

これについてイスラエル軍は26日、初期調査の結果を公表。攻撃はハマスが病院に設置したカメラを排除するために行ったもので、そのカメラは「イスラエル軍の部隊を監視し、テロ活動の指示に使用されていた」などと説明しました。

また、死亡したうちの1人は、ハマスによる一昨年10月のイスラエルへの奇襲攻撃に参加した人物だったとも主張しています。

イスラエルのネタニヤフ首相は攻撃について、「悲劇的な事故だった」などとする声明を出しましたが、各国の首脳らからは「民間人とジャーナリストは、いかなる状況でも保護されなければならない」などと非難の声が相次いでいます。