香川県が解体を決めている旧県立体育館・通称「船の体育館」について、建物の活用を目指す民間団体が会見を開き、県に対し、解体の手続きを止めたうえで協議に応じるよう求めました。

旧香川県立体育館再生委員会 長田慶太 委員長
「今後100年、大きな地域遺産として次世代につないでいくべきだと考えています」

世界的建築家・丹下健三が設計した「船の体育館」は、文化的価値が高いと評価される一方で、耐震性を理由に2014年に閉館しました。

民間団体は、28日、県の教育委員会との協議を求めていて、それと並行し、解体工事の差し止めなどを求める仮処分の申し立てや住民監査請求にも乗り出す考えを示しています。