26日も暑かった福島県内。会津若松や福島では、35℃を超える猛暑日となりました。そんな福島市内でも、別世界の場所がこちらです。
長嶋美希記者レポート「現在の浄土平の気温は、33℃をさしていますが、風が冷たく長袖を着ていても心地の良い気温です」
標高およそ1600メートルに位置する浄土平では、可憐な花たちが、一足早く秋の訪れを告げています。
浄土平ビジターセンター・菊地靖博さん「こちらエゾリンドウという花で濃い紫色の花。上と下に連なって花がついているもの。こちら浄土平の秋を彩る花になります」
そのほかにも可愛らしい小さな花を咲かせる「ウメバチソウ」や、秋のシンボル「ススキ」も秋を思わせる爽やかな風にゆられています。市街地で厳しい残暑が続く中、訪れた人たちは秋の気配を感じながら、散策を楽しんでいました。
茨城から来た登山客「ここの方が風があってスースーしていていいですね。色々な花が咲くし、毎年楽しみにして来ています」
また、26日は、気象庁が定める「火山防災の日」。活火山の吾妻山にある浄土平でも、改めて火山災害への備えが呼びかけられました。
自然公園財団浄土平支部・西村真一所長「火山自体に遊びに来るという意識をもう一度もってもらって、事前に火山活動が気象庁のHPで常に公開されているので今の状態が活発なのか落ち着いているのか確認してから遊びに来てもらいたい」
まもなく、8月も終わり。山の上で感じる、秋の気配。今年の紅葉は、9月下旬から10月中旬に、見ごろとなる見込みだということです。














