来月(9月)始まる就職活動に向け、力をたくわえます。岡山市南区の高校で、地元の経営者などが協力しての面接練習会が開かれました。

「失礼します」

岡山市南区の興陽高校で開かれた就職面接の練習会です。高校生の就職活動の開始を前に毎年、この時期に社会奉仕団体の岡山西南ロータリークラブが行っているものです。

模擬面接には、就職を希望する68人の生徒が緊張した様子で臨んでいました。

(面接官)
「自己PRを元気よくお願いします」

(生徒)
「私の強みは、協調性と、周りの人たちと協力しあいながら、周りに気を配るところです」
「私は周囲に気を配れて、自分から動けるのが強みなので、入社後は指示がくる前に自分から動いて、少しでも仕事をスムーズに行いたいと思っています」

面接官役を務めるのは、クラブ会員の地元の会社経営者など、実際に採用活動を行っている立場の人です。

模擬面接のあとには、面接官役からアドバイスが伝えられ、生徒たちは新たな学びを得ていました。

(生徒)
「自分が考えていた内容をそのまま言うのではなくて、臨機応変に言うことが大事だと学びました」
「本番の面接は、しっかり受け答えできるように、言葉に気持ちを乗せるのを頑張っていきたい」

(岡山西南ロータリークラブ 田中英樹会長)
「高校生の採用の仕方も、変化があると思うんですね。面接の仕方はこちら側も変わっていく必要があると思うので、私たちも勉強になる」

来月、就職活動がスタートします。模擬面接を通じて生徒たちは本番に向けての気持ちを新たにしていました。