生かされている意味を問いつづいけた19年間

大上かおりさん

大上かおりさん
「どうして助かっちゃったんだろう」
「どうして自分だけ助かったの」
「罪悪感でいっぱいでした」
「罪悪感の中、私はこの19年間生かされている意味っていうのを問い続けてきました。その答えのひとつを今日ここで伝えたいなと思います」
「ここにいるみんなが普段は感じないかもしれないんだけど、ここにいるみんなが持っている、たったひとつのかけがえのない命だっていうこと」
「そしてその命が今ここにあるよっていうこと」
「それはね、みんなの命がここにあるのはね、みんなの命がこの地上に誕生するまでにたくさんの命が繋がってきて、今皆さんがここにいます。だから今ここに生かされているんです。それをみんなちょっと今日感じて欲しいなと思います」
「そしてみんなのことをね、皆さんのことを愛している人がいるんだよっていうこと」
「ひろくん、ともくん、紗彬ちゃんが自分の命に変えて残した悲しみのこのメッセージを私は母として、被害者として伝えます」