6月に広島県庄原市で女性が殺害された事件の発生から2ヶ月が経過しました。未だ容疑者は捕まっておらず、周辺住民の不安が募っています。
この事件は6月24日午後5時半ごろ、庄原市東城町粟田の住宅で、この家に一人で住む矢吹定代さん(84)が、頭から血を流して倒れ、死亡していたものです。矢吹さんは後頭部を中心に殴られ、頭蓋骨は折れていたということで、何者かが強い殺意をもって犯行に及んだとみられています。警察は翌日、捜査本部を設置し、現在も捜査が続けられています。
佐藤勇希記者
「事件があった住宅の周りには、2ヶ月が経過した今もなお、規制線が張られています。また、玄関前の植物は枯れたものも目立ちます」
今は別の人が管理しているという矢吹さんの田んぼ。事件発生当時は真っ青でしたが、今ではコメが実り、わずかに黄色く色づいています。
矢吹さんの家の近くに住む人は「この辺りには街灯がなく、これまでは矢吹さんの家の明かりが周辺を照らしていたが、今はそれも無く真っ暗で寂しい」と話します。
田森自治振興区の藤原富雄 事務局長は「まだ解決しておらず、展望も見えない。地域の方の不安が募ってきている」といいます。
8日には、粟田地区に防犯カメラが設置されました。設置は住民の要望を受けた庄原市が検討していたところ、市内の5団体が寄付を申し出たことで実現しました。
藤原事務局長は「自治振興区として『安全な地域作り』をやっていく」とした上で「警察や市と連携しながら防犯講習などを行っていきたい」と話しました。
広島県警庄原警察署に設置された捜査本部には、25日までに約55件の情報が寄せられていて、事件解決に向けて捜査が続いています。














