幼稚園の職員を対象に、心肺蘇生法などを学ぶ一次救命処置の講習会が22日、福島県いわき市で行われました。
講習会が行われたのは、いわき市の「かなや幼稚園」で、職員13人が参加しました。講師は、常磐病院の看護師で、日本DMAT隊員の大垣竜一郎さん。職員たちは、胸骨圧迫や人工呼吸の心肺蘇生法を学んだほか、電気ショックで心臓の動きを正常に戻すAEDの実技指導も行われ、園児が急に倒れた時の対応を学んでいました。
かなや幼稚園・圷有加園長「子どもたちをお預かりする上で、命をお預かりしているので、私たちに何ができるか、緊急な対応ができる職員で学びができたらと思い常磐病院の皆さんにお願いした」
大垣さん「お子様たちは体力がない、いわゆる予備力が少ない状態なので、急変があった時に大人よりも迅速な対応が必要になる。基本の胸骨圧迫や人工呼吸をいかに早くするかということが大人以上に求められてきます」
幼稚園では、いざという時に職員が園児の命を守る行動が速やかにとれるよう、学んだことを生かしていきたいとしています。














