パレスチナ自治区・ガザに侵攻を続けるイスラエルのネタニヤフ首相は、停戦に向けた交渉をただちに始めるよう指示したと明かしました。
ネタニヤフ首相は21日、「人質全員の解放と戦争の終結に向け、受け入れ可能な条件での即時交渉を開始するよう指示した」との声明を出しました。
条件の詳細は明らかにしていませんが、イスラエル側はこれまで、イスラム組織「ハマス」の武装解除や人質全員の一斉解放などを求めていました。
ハマスは60日間の戦闘停止と引き換えに、生存する人質のうち半数を解放する案に同意していますが、イスラエル側の要求とは大きな隔たりがあり、交渉は難航するものとみられます。
イスラエル軍は20日、北部・ガザ市の制圧に向け、「攻撃の第一段階を始めた」としていて、今後、軍事的な圧力を背景に、交渉を有利に進めていきたい狙いがあるものとみられます。
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