鍵を握るのは「室外機」の消費電力
クロルアナ
「正解はこちら。80%以上と言われています。かなり高いですね」

気象予報士・西村裕之さん
「エアコンは室内機で集めた熱を室外機から外に逃がして部屋を涼しくしているんですよね。(熱交換)この時、大きな働きをするのがエアコンの心臓部とも言える圧縮機なんです。この圧縮機がなければ熱を外へ送り出すことができません。圧縮機は運転中はずっと動いているんですよ。だから80%も電力を使っているんですね」

西村さん
「つまり、エアコンの設定温度を下げると、圧縮機に負荷がかかり、その分消費電力が増えてしまいます。一方、風量を上げるためにファンを動かすモーターは圧縮機に比べると、はるかに少ない電力で動きます。なので風量を上げ、体感温度を下げたほうが消費電力が少なくなる、というわけです。風量を自動にするのが一番いいと言われていますね」
