長野市の犀川河川敷でクマの目撃が相次ぎ、市などが付近の住民などに注意を呼びかけています。千曲市では、ブドウ畑が荒らされる被害も出ています。

長野市大豆島の犀川左岸の河川敷では、19日と21日午前、クマ1頭が相次いで目撃されました。現場は千曲川と犀川の合流点近く。落合橋の下で、畑や茂みが広がる場所です。

21日午後には、市や県のクマ対策員などが現場を訪れ、農作物への被害や足跡などがないか確認しました。
周辺を見て回りましたがクマの姿はなく、目立った痕跡も見つからなかったということです。
市に寄せられた目撃情報では、クマは小さめの成獣か、子グマとみられ、住宅地も近いことから市が注意を呼びかけています。

一方、千曲市によりますと、倉科地区で21日朝、畑のブドウがクマに食べられているのが見つかりました。

ナガノパープルやシャインマスカットおよそ30房が食い荒らされていたということです。
現場近くではクマとみられる足跡が確認されています。今のところ、周辺でクマの目撃情報はないものの、市が住民に注意を呼びかけています。