新米の季節。早いところでは広島県内産の新米も出回り始めたようです。広島市内のスーパーでは20日から東広島市産のコシヒカリが店頭に並びました。価格は5kg税抜きで4千円台半ば。売れ行きはどうだったのでしょうか?
東広島市黒瀬町。お盆のころ収穫する早期コシヒカリの産地です。
ここ「田辺商会」の田んぼでも今週から稲刈りが始まりました。今年は食味を上げるため牛ふんの有機堆肥をたくさん入れて土作りをしたそうです。
心配の種がこの夏の異常な高温の影響です。
田辺商会 田辺英雄 社長(53)
「本当暑すぎたのでおコメ大丈夫かと思ったんですけど、いいと思いますね。実はよく太っているんじゃないかと思います」
収穫したコメは自宅に設置した精米機で精米し、袋詰めします。これをなじみのスーパーの産直コーナーで販売します。価格は…
田辺寿孝 会長(82)
「4480円です(5kg?)5kg」
去年の新米の売り始めの時より1500円高い設定です。
田辺会長
「それが世間の相場、今の新米の相場じゃないですか。肥料が上がる機械代が上がる。そんだけ手間ヒマかけて、経費もかけてですね、やってますからね。おいしくなかったら金返しますよ」
田辺さんのコシヒカリは20日から広島市とその周辺のスーパー「エブリイ」で販売が始まりました。
ここ緑井店では、産直コーナーに5kg袋30袋と3kg袋8袋が並びました。
エブリイ産直担当 林亮太朗さん
「おコメが甘くておいしい、粒もしっかりしています。今年もこれがしっかり売ることができるので、店舗としても嬉しく思っております」
販売開始から30分、3kg袋が売れました。
買った人
「新米だから食べてみようかねと思って。(Qどうですか?お値段)ちょっと上がっとるねえ(Q5kgもありますけど)小っちゃいのでええ」
あるコメの販売店によると「ことしの新米は値段が高いせいかしばらく様子見のお客さんも少なくない。今のうちに少しでも安い去年産のコメを買う人も目立つ」ということでした。
田辺さんこだわりの5kg税抜き4480円のコシヒカリ新米はどの程度、売れるのか?販売は始まったばかりです。