20日に新潟県阿賀町を訪れた『トライグループ』の役員と教材作成を担当する社員らは、有機水銀が流れ出た排水口などを視察し、水俣病の歴史についての説明を受けました。

【トライグループ 阿部正純 執行役員】
「皆様のお声を直接お聞きしながら新潟水俣病の学びを深めていきたいと思っている。教材制作にもこういったことをいかしてまいりたい」
【新潟水俣病阿賀野患者会 酢山省三 事務局長】
「間違いのないようにと、そういう姿勢には患者会として敬意を表したい」

トライグループに阿賀野川を案内した皆川栄一さん(新潟水俣病第5次訴訟原告団長)は、「阿賀野川の水や魚は住民の暮らしに欠かせないものだった」と語りました。

「私は機会があれば子どもたちに、『環境問題というものは本当に大事に考えていかないと、皆さんがこれから生きていく時代をどうやっていくかは、皆さんが考える力によってどうにでもできる』ということを、話をしている」