お盆期間中に福島県内で東北新幹線を利用した人は、127万3000人で、前の年よりも8万人あまり増えたことが分かりました。
JR東日本によりますと、お盆期間中の8日から17日までの10日間で東北新幹線の那須塩原~郡山間の利用者は127万3000人と、前の年の同じ時期よりも8万1000人増えました。
一方、山形新幹線は今年6月に発生した車両故障の影響で、福島~米沢間で10万2000人と、前の年の同じ時期よりも1万1000人減りました。
利用のピークは東北新幹線と山形新幹線ともに下りが9日、上りが17日でした。JRでは、東北新幹線の利用者が増えた理由について「お盆休みが最大で9日間と長期化し、人流が増えたことが要因」とみています。
一方、高速道路はネクスコ東日本によりますと、7日から17日までのお盆期間中、県内の高速道路で発生した渋滞は8回で、去年より4回減りました。
最も長かったのは、10日と15日に発生した渋滞で、東北道下り・安達太良サービスエリア付近と、東北道上り・福島トンネル付近でいずれも最大18キロとなりました。
県内の主要区間の交通量別では、常磐道が1日平均で1万9700台と去年より1700台増えていて、ネクスコ東日本は、要因のひとつとして「今年は高温傾向で海側へレジャーへ出かけた人が多かったのではないか」とみています。