今月6日、陸上自衛隊宮古島駐屯地の比嘉隼人司令が市民団体に対して恫喝(どうかつ)ともとれる発言をした問題で、比嘉司令が市民団体の代表らと面会し謝罪しました。

【何があった?】陸上自衛隊宮古島駐屯地の警備隊長が市民を “恫喝” 「(駐車場使用の)許可を取ってこい! 」自衛隊は許可取らず

比嘉司令は今月6日、宮古警備隊が伊良部島で徒歩防災訓練を行った際、「いらぶ大橋海の駅」の駐車場で監視活動をしていた市民団体に対して「許可を取ってこい」などと大声で迫り、その後市民団体が謝罪を求めていました。

19日午後、駐屯地内で市民団体の代表らと面会した比嘉司令は次のように述べ、謝罪しました。

市民に声を荒げた比嘉司令(市民団体提供)

▼陸自宮古島駐屯地 比嘉隼人司令
「私の行動が威圧的だと捉えられたのであれば私の本意ではなく、そのことについては申し訳ございませんでした」

比嘉司令は恫喝的な発言について「拡声器を使った活動で周辺に迷惑がかかることや隊員の安全に配慮した緊急的な確認だった」と釈明しました。

一方、「海の駅」の駐車場の使用申請が必要ないにもかかわらず許可をとってくるよう求めたことについては「上級部隊を含めて確認しており、私が答える立場にない」と繰り返しました。

比嘉司令と面談した市民団体

▼ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会・清水早子共同代表
「謝罪とは受け止められません。謝罪のポーズを業務として行ったとしか受け止められない」

市民団体は陸上自衛隊に対し引き続き誠実な対応を求めていくとしています。