陸上自衛隊宮古島駐屯地のトップが、市街地での訓練に抗議する市民に対し「許可を取ってこい」などと恫喝ともとれる発言をしていたことが分かりました。
▼宮古島駐屯地 比嘉隼人司令(警備隊長)
「役所から取れ早く。取ってこい! 私は市から取ってます全部」
8月6日に宮古島市で行われた自衛隊の徒歩防災訓練に抗議する市民が撮影した映像。市民に詰め寄っているのは宮古島駐屯地のトップを務める比嘉隼人警備隊長で、撮影場所である「いらぶ大橋海の駅」の駐車場の使用許可を取るよう繰り返し求めています。
施設の駐車場を管理する県の宮古土木事務所によりますと、市民の利用に許可は必要ないということです。
また、映像では陸上自衛隊が「市から許可を取った」と発言していますが、宮古島市によりますと自衛隊から使用申請などは出されておらず、県に対しても連絡はなかったということです。

宮古島駐屯地は取材に対し、比嘉警備隊長による発言を認め、「施設周辺の方々に迷惑がかかると考え、抗議を中止していただきたいという意図だった」と釈明しました。