中国政府は、若者の7月の失業率が17.8%だったと発表しました。大学生らが卒業シーズンを迎えたことで、雇用情勢は一段と厳しさを増しています。

中国国家統計局の発表によりますと、7月の学生・生徒を除く16歳から24歳の失業率は17.8%でした。6月の14.5%から3.3ポイント増加し、若い年代の雇用情勢が一段と厳しさを増しています。

中国では、6月から7月にかけて大学生らが卒業シーズンを迎えていて、中国国家統計局の報道官は「卒業シーズンなどの原因で失業率が上昇した」と説明しています。

他の年代の7月の失業率は、25歳から29歳までが6.9%、30歳から59歳までが3.9%で、若年層の失業率が目立って悪化しています。