広島県竹原市にあり、「宿根の大桜(すくねのおおざくら)」として知られるサクラの巨木が倒れたことが分かりました。

宿根の大桜は、エドヒガンという品種のサクラの巨木で、高さ15m以上で、樹齢150年から200年程度。
根元から4本の幹に分かれる「株立ち」が特徴で、株立ちのエドヒガンとしては広島県内で3番目に大きいとされています。
竹原市教育委員会によりますと、2023年7月に4本の幹のうち1本が倒木。その後もこの春まで花を咲かせていましたが、18日に住民から「今月13日頃に倒木が発生した」という連絡があり、担当者が現地を確認したところ残る3本の幹が全て倒れていたということです。

市教委は「開花すると多くの人が訪れ、地域でも大切に見守られてきたので大変残念だ」と話していて、近く樹木医とともに倒木の原因を調べることにしています。