関東甲信地方では6月中旬から高温が続き、多くの地点で7月の月平均気温が記録を更新しました。また6月下旬からは少雨の状態も継続しており、一部地域では平年の半分以下の降水量となっています。気象庁は19日「長期間の高温と少雨に関する関東甲信地方気象情報」を発表し、今後も高温は1か月程度、少雨は2週間程度続くとして、農作物や家畜の管理、水の確保、熱中症対策などに十分な注意するよう呼びかけています。

高温と少雨の状態が続く関東甲信地方

茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県及び長野県では、6月中旬から暖かい空気に覆われて気温が高い状態が続いています。7月には月平均気温の高い記録を更新した地点が多く、8月に入ってからも気温がかなり高い状態が続いている地域が多くなっています。

また、各都県では6月下旬からの長期間にわたる少雨の状態が続いています。8月前半には停滞前線などの影響によりまとまった雨が降りましたが、少雨状態の解消には至っていません。6月20日から8月18日までの積算降水量は、平年の半分以下となっている地点も見られます。