警察庁から依頼を受けたフリマアプリ「メルカリ」が実弾として使われるおそれのある「空の薬きょう」などについて、7月から出品を禁止したことがわかりました。

「メルカリ」は警察庁から依頼を受け、先月21日から「空の薬きょう」などを出品の禁止項目に加えました。過去に出品された薬きょうなどの商品も削除を進めているということです。

警察庁によりますと、銃刀法などでは「空の薬きょう」の所持を禁止していないほか、出品を取り締まる法規制もありません。

国内では空の薬きょうに火薬を詰め、実弾に加工されて使われたケースも確認されていて、警察庁は単独でテロなどを行うローン・オフェンダー対策の強化に乗りだしていました。

近年、本物の拳銃と同じ機能を持つ「おもちゃ拳銃」が流通している実態が確認されていて、空の薬きょうから密造された実弾が使われる危険性もあるとして、警察庁は警戒を強めています。