北アルプスで登山中の事故が相次ぎました。今月15日、北アルプス・剱岳で登山をしていた石川県の男性が死亡しているのが見つかりました。

亡くなったのは石川県中能登町の土屋頼博さん(57)です。
土屋さんは、15日午後1時ごろ、剱岳・早月尾根の標高およそ2670メートル付近の登山道から滑落しました。
一緒に登山をしていた友人が「土屋さんが滑落した」と通報し、県警山岳警備隊が登山道から200メートル下の斜面で横たわっている土屋さんを発見。
土屋さんは、その場で死亡が確認されたということです。死因は脳挫傷とみられています。
警察によりますと、土屋さんは、友人と2人で剱岳を日帰り登山する予定で、馬場島から入山し早月尾根ルートで剱岳を登頂。下山中に滑落したということです。
警察が事故の原因を調べています。
このほか、北アルプス剱岳、標高2830メートル付近の別山尾根で16日午前、69歳の女性が石につまづき30メートル滑落し、県警ヘリで救助されました。女性は左腕と右足首骨折の重傷です。