送り盆の伝統行事「盛岡舟っこ流し」が16日行われ、訪れた人は夏の終わりの風物詩を味わっていました。

「盛岡舟っこ流し」は江戸時代から続く伝統行事で竜の姿を模した舟を供物や短冊で飾り火をつけて川に流し先祖の霊の供養や無病息災を祈る送り盆の伝統行事です。

2025年は盛岡市内の町内会などが手作りした舟っこが2024年より1隻多い12隻そろいました。日が傾き始めた午後5時ごろ、北上川に浮かべられた舟っこに火がつけられると花火や爆竹の音を響かせながら炎を上げて川を下っていきます。

日中は厳しかった暑さも夕刻には涼しい風が吹くようになり、訪れた人たちは燃え上がる舟っこを眺めながら夏の終わりを感じていました。